CML2 のOS追加
サーバを買い替えてdCloud相当の検証ができるようになり、最近SRやEVPNのdCloudを模擬し始めました。
IS-ISのFlex-Algo検証がうまくいかず、IGPをOSPFに変更して検証しようと思ったら壁にぶち当たりました。
手元のCML2ではOSPFにFlex-Algoの機能がなく、そんな馬鹿なと思いつつ色々調べたらリリースバージョンに依存することが分かりました。そこで違うバージョンのOSを使おうとするもまた壁にぶち当たりました。
CML2でマウントするISOファイルを変更しても、新しいOSイメージを読み込まず検証環境を変更できず困っていましたが、適当にポチポチやったら追加できたので、忘れないうちにブログに残すことにしました。
1. IOS-XRのRelease Version
Configuration Guideの「New and Changed Segment Routing Features」を見て、Flex-Algoがサポートされたのはどのバージョンからなのかを 調べました。 IS-ISの方が実装が早かったです。 www.cisco.com SR Flexible Algorithm for IS-IS Release 6.6.1
手元のCML2では、XR9000vがIOS-XR 6.6.2 でしたのでこれは納得です。 (。´・ω・)ん? OSPFは?
つい最近やっとリリースされたようでした。道理で手元のバージョンでは機能が見当たらないわけです。
www.cisco.com OSPF Flexible Algorithm Release 7.0.1
2. CML2 のOS追加
以前のversionでは少し面倒なのですが、CML2でマウントするISOファイルを変更して起動することで各プラットフォームで異なるOSを使用することが出来ました (もっと良い手順があるかもしれません。変更頻度が左程多くないので私はこうしていました。)
この方法が出来なくなったので、次のようにして変更(OSイメージを追加)することができました。
2.1 OSの追加手順
現状は、refplat_p-20200409-fcs.isoを使っていました。 この中には、IOS XR 9000v 6.6.2はありますが、IOS XR 9000v 7.2.2はありません。 ですから、新しいISOファイルからCML2にアップロードするファイルを準備します。
https://software.cisco.com/download/home/286193282/type/286326381/release/2.2.3
refplat_p-20210511-fcs.iso
(1)ローカルにコピーしておきます。
(2)CML2にログインして、TOOLS > Node and Image Definitions をクリックします。
(3)IMAGE DEFINITIONS をクリックし、”+ ADD ”をクリックします。
(4)MANAGE IMAGE UPLOADS をクリックします。
(5)Choose a file... をクリックしてアップロードするOSファイルを選択します。
(6)UPLOAD IMAGE をクリックしてアップロードします。
(7)アップロード完了するまで待ちます。
(8)ブラウザの戻るボタンで前の画面に戻ります。
(9)General画面に遷移するので必要項目を入力します。
今回はcsr1kの例です。
ID、Label、Description:CSR1000v 17.03.02
Disk Image アップロードしたイメージファイルを選択します。
Node Definition から追加するプラットフォームを選択します。
csr1000v
(10)CREATE IMAGE DEFINITION をクリックします。
(11)追加完了です。
(12)起動するOSイメージを選択可能になりました。
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。