Remote Loop-Free Alternate (rLFA)
ついにSegment Routing(以降、SRと省略します)の勉強会でTI-LFAを扱う時がやってきました。
最も理解に苦しんだ箇所であり、やっと分かった内容を誰かに伝えたい。そうだ!勉強会を開催しよう!!
こう決意した思い入れのある技術です。
TI-LFAとは、SRの冗長技術です。LFAをカバーするrLFA、rLFAをカバーするTI-LFAというような感じです。
詳しくは勉強会を開催しますので、ご参加いただけると嬉しいです。(2022年の年明けを予定しています。)
先日フォロワーとSRの検証で使ったコマンドがきっかけで、奇跡的にrLFAのCCOを見つけられました。
またしてもフォロワーに救われました!感謝•͙‧⁺o(⁎˃ᴗ˂⁎)o⁺‧•͙‧⁺感謝
やっと見つけることができ大変嬉しかったのでblogにしてみました。
1. LFA(Loop-Free Alternate)
1.1 LFAの公式
datatracker.ietf.org
Section 3.2. Node-Protecting Alternate Next-Hops
ループフリーなLFAはこの公式を満たす必要があります。
1.2 LFAの弱点
LFAは万能ではありません。公式を満たさない場合はループフリーとは言えないため以下のような迂回経路が使えません。
2. Remote Loop-Free Alternate (rLFA)
2.1 rLFAの公式
rLFAもLFAと同じ公式を使います。rLFAの用語とイメージを公式に当てはめると...
2.2 rLFAの説明
Remote LFA(rLFA)は複雑なので順を追って説明していきます。
2.2.1 P-space
2.2.2 Extended P-space
2.2.3 Q-space
2.2.4 PQnode
2.2.5 TLDP(Targeted-LDP)
2.2.6 link障害におけるラベルの変化
SEGMET ROUTING PartⅠのP381(下から12行目)に記載されている英文を図にしてみました。
2.3 rLFAの検証
CCOにあるconfig例を参考に検証しました。検証内容については別途まとめてblogにしようと思います。今回は割愛します。 www.cisco.com
2.4 rLFAの弱点
LFAが使えないトポロジーのカバレッジがあるものの、rLFAは万能ではありません。
TI-LFAについては、90分の勉強会を4回くらい開催する予定です。
興味のある方は是非ご参加いただけますと大変嬉しゅうございます。
以上です。